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著作

ー長編ー

<ボーダーランド三部作>
The Boats of the "Glen Carrig"
異次元を覗く家
The Ghost Pirates

ナイトランド

ー連作短編集ー

幽霊狩人カーナッキ
Captain Gault

ー短編集ー

Men of the Deep Waters
The Luck of the Strong


海ふかく
Out of the Storm

夜の声

ー短編作品ー

既約短編

The Voice in the Night
失われた子供たちの谷

陽動作戦
死の女神
石の船
From the Tideless Sea
The Derelict
熱帯の恐怖
海馬
水槽の恐怖
海藻の中に潜むもの
帰り船≪シャムラーケン号≫
ランシング号の乗組員

未訳短編

The Albatross
A Timely Escape
The Heathern's Revenge
The Captain of the Onion Boat

 


海馬

(The Sea Horses)

 

邦訳書誌データ

1. 海馬

「海ふかく」
アーカムハウス叢書
国書刊行会/ 刊
初版:昭和61年8月30日
翻訳:  小倉多加志

英語圏書誌データ

1. The London Magazine, Mar, 1913

2. Men of the Deep Waters

Eveleigh Nash, London, 1914

3. Deep Waters

Arkham House

4. The Sea Horses

The Strange Company, Madison WI, 1988

ストーリー

 幼いネビーは、潜水夫である祖父のザッキーの虚実取り混ぜた話を聞くのが好きだった。特に彼のお気に入りは、死んだ子供をその背中に乗せて、海の中を馬のように駆ける『海馬』の話だった。自分も死んだら『海馬』に乗ってゆけるのかと聞くネビーに、困った祖父は、木で木馬の『海馬』を作って「海で捕まえてきた」とプレゼントする。喜んだネビーだったが、あるとき仲間の潜水夫の一人に「そんなおもちゃの木馬」と言われてショックを受ける。彼は仕返しに、ちょっとした悪戯をするのだが、それは一歩間違えると潜水夫の命に関わることだった。祖父から酷く叱られ、『海馬』を海に返されてしまったネビーは、夜にこっそりと潜水服を着て海に入る。しかし、彼はそのまま帰らなかった。
 翌日そのことに気づいた祖父たちは必死になって探したが、もはや見つかるはずもなかった。
 数ヵ月後、潜水中にザッキーは子供の声を聞く。そして『海馬』に乗ったネビーの姿を見る・・・。

解説

 ホジスンには、子供の死を描いた感動的な幾つかの作品があるが、これは『失われた子供たちの谷』と並んで、その代表的な作品である。痛切でファンタジックなこの作品には、ホジスンの別の一面を伺うことができる。ホジスンは12人兄弟だったが、そのうち三人を幼少に亡くしており、その記憶がこうした作品のvバックグラウンドにあるのかもしれない。

 

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