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著作

ー長編ー

<ボーダーランド三部作>
The Boats of the "Glen Carrig"
異次元を覗く家
The Ghost Pirates

ナイトランド

ー連作短編集ー

幽霊狩人カーナッキ
Captain Gault

ー短編集ー

Men of the Deep Waters
The Luck of the Strong


海ふかく
Out of the Storm

夜の声

ー短編作品ー

既約短編

The Voice in the Night
失われた子供たちの谷

陽動作戦
死の女神
石の船
From the Tideless Sea
The Derelict
熱帯の恐怖
海馬
水槽の恐怖
海藻の中に潜むもの
帰り船≪シャムラーケン号≫
ランシング号の乗組員

未訳短編

The Albatross
A Timely Escape
The Heathern's Revenge
The Captain of the Onion Boat

 

 

ナイトランド

The Night Land

作品詳細

ナイトランドトップページ

書誌データ

補遺データ

ストーリー

解説/『ナイトランド』への道

ナイトランドマップ

ナイトランド辞典

書影・1

<あ行>

◎ 合い言葉
<Master-Word>

  脳機能を使った呼びかけと作品では説明されている、いわゆるテレパシーの類だが、ここでの合言葉とは、呼びかけをする相手同士をつなぐ、キーになる言葉を指す。この作品中では、主人公とナーニの<合い言葉>は、<ミルダス>である。ちなみに、そうしたテレパシー能力そのものは大抵の人が持ち合わせてるが、主人公は<夜の耳>と呼ばれる、特殊な能力の持ち主で、さらにその力が強力である。


◎ アエストワープス
<Asworpht>

  古代詩人。ただしそれは「ナイトランド」の時代に於いてであり、現代からすると気の遠くなるほど未来の人物である。彼は<北西の監視者>について、
   「創世からして監視をつづけてきたそのものは、永劫の門がひらくまでその役をやめない」
という一節を詩の中に残している。


◎ 青い火の原
<Plain of Blue Fire>

  <最後の角面堡>の北西にある、青く光る平原。平原のどこからでも、青い虚気が地中から湧き出てきていて、原には火もないのに、冷たく青い色彩の輝かしい大気のようなものがついてくる。不思議な事に、光はまるで固まっているかのようで、しっかりとは闇を照らし出したりはしない。まるで、青い真空管の光のようである。また、その光はあらゆるものを吸い込んでしまう真空のようなもので、何かを見ようとそこを覗き込んでも、眼が機能を果たさない。
  ちなみに、原の縁には潅木が生い茂っていて、主人公はその中に身を潜めながら進んだ。


◎ 赤い穴
<Red Pit>

  <最後の角面堡>の北西にあって、そこから出る炎の明かりが<北西の監視者>の巨大な顎の上側を照らし上げている。

◎ 赤い烟の穴
<Pit of the Red Smoke>


◎ 赤い火の谷
<Vale of Red Fire>

  <赤い穴>の右手に広がっている、長くて曲がりくねった火照りの場所の総称。<最後の角面堡>の北北西にある。

◎ 安全地帯
<Place of Safety>


◎ うるわしのミルダス
<MIrdath the Beautiful>

  ミルダスの項を参照。

◎ 大きな笑い声の響く土地
<The Country Whence Comes The Great Laughter>

  <最後の角面堡>の東南方向、<猟犬の谷>を越したむこうの<未知の土地>のどこかを指す。はっきりとした場所を言えないのは、まだ分かっていないからである。その名前も、そのどこかから時折、ふしぎでそら恐ろしい笑い声が、山脈の間で鳴る低い雷鳴のように木霊をひいて響いてくるからで、いつからかその見知らぬ土地にたいしてそう呼ぶようになったのだという。

<か行>

◎ 怪物警備官
<Monstruwacans>

  <最後の角面堡>の最上階からさらに上に伸びた塔に詰め、ナイトランドの見張りにあたる人々。一種のエリートだろう。この怪物警備官の長が主人公の親友ということになっていて、最初から最後まで主人公の父親的存在として書かれている。

◎ 奇妙なものが覗く台地
<Headland from Which Strane Things Peer>

  <巨人の窯>と<猟犬の谷>の間に漠然と広がる、どす黒い台地を指す。名前の由来は、<巨人の窯>から漏れ出した光が、この台地のおでこにぶつかってなんとなく光っているところに、ふちから身を乗り出して様子を窺うものたちの影が映る、というところから来ている。そいつらは窯の光の中へ僅かに浸入しては、すぐにまた影の中に退いてしまう。

◎ 巨人の穴
<Giant's Pit>

  <巨人の窯>を護る、巨人達の住処。


◎ 巨人の海
<Giant's Sea>


◎ 巨人の窯
<Gian's Kilns>

  <最後の角面堡>の東南方向にある。同じ形の窯がいくつもあり、それらは巨人達の手で守られている。窯の光は赤くて断続的で、<巨人の穴>の入り口をまたぐようにして、ゆらゆらと揺らぐ陰と光を投げかけている。


◎ 銀火の三穴
<Three Silver-Fire Holes>

  南東の遥か彼方、<南東の監視者(うたた寝するもの)>の前に輝いている穴。

◎ 暮れゆく時代
<Days of the Darkening>


◎ 黒の丘
<Black Hills>

  <最後の角面堡>の遥か北、<未知の土地>の辺境に武の低い火山の群れが連なっているところがあり、その向こうにあるのが、<七光>を輝かしている<黒の丘>である。<最後の角面堡>にある巨大な望遠鏡でさえ<黒の丘>はよく見えず、また、その辺りの記録もないため、よく分かっていない領域の一つとされている。


◎ 声の山脈
<Mountain of the Voice>

  <南東の監視者>のそのまた南東にそびえる山。この山脈から声が聞こえた記録は、あることはあるが、少ない。主人公はナーニとの交信を始めた後に、初めてその声を聞いたが、その声は甲高く、きわめて奇妙な、どこか心を動揺させる恐ろしさを含んでいた。主人公の言葉を借りれば、「まるで奇怪な飢えにさいなまれた巨人族の女が、夜の彼方に未知の言語で呼びかけたようだった」

<さ行>

◎ 最後の角面堡<ラスト・リダウト>
<The Last Redoubt>

  主人公を初めとする、この時代の人類の生き残り、約数百万人が住んでいる建物。高さは八マイルほどで、その上にさらに塔がある。階層も1320階に及ぶ。そして、それがすべて一つずつの街になっている。ここに生まれた人間は、十七歳になったら、この全ての街を一日にひとつずつ旅して廻る慣わしである。まさに、<グレート・ピラミッド>とも呼ばれる、人類最後の砦である。
  さらにそれだけではなく、この建物の本当の凄さは地下にある。
  地下には、百マイルの深さにわたって<地下の原> が広がっているのだが、これは最下部が一辺百マイルの場所で、その上に360の平面層が積み重なっている。その層は、上に行くほど小さくなっていて、最上部は一辺が四マイルである。つまり、地下360階建てのピラミッドが埋まっていると考えていい。ちなみに、最下層には<沈黙の園>という、この世の天国のような場所がある。
  エネルギーは<地流>というものから得ていて、これが枯れた時にはこの世界、正確には<最後の角面堡>の時代が終わるとされている。<最後の角面堡>の外の世界は<ナイトランド>という、人間が生きることは不可能とさえいえる場所であるから、このエネルギーが枯れた時が、人類の終わりといっていい。また、<最後の角面堡>は周りを<サークル>というもので護られている。


◎ 西方の夜
<Western Night>


◎ サークル
<The Circle>

  <電気サークル>とも呼ばれる、<最後の角面堡>をぐるりと取り巻く、光の輪。形は、太さ二インチほどの透明な細いチューブだが、中では火が燃えていて、明るく輝いているため、遠目にはもっと大きなものに見える。<地流>からエネルギーを得ていて、怪物たちもこのサークルを超えて力を及ぼす事はできない。このサークルがなくなったとき、邪霊や怪物が一斉にピラミッドに押し寄せるとされている。最強、かつ最後の防護壁。特別な儀式をおえたあとでしか、このサークルを超えて<ナイトランド>に出ることは許されていない。

◎ 視線
<Eye Beam>

  地上から放射され、<南西の監視者>の右目を光らせている一筋の灰色の光。一説には、この光を通じて監視者はピラミッドを見ているのだといい、また別の説では、その光が怪物の目を盲目にしているのだとして、邪霊に戦いを挑む<別の力>の働きではないかともいわれている。

◎ 七光
<Seven Light>

<黒の丘>で輝いている、揺らぎも明滅もしない光

◎ 獣人の土地
<Place of the Ab-humans>


◎ 小角面堡
<Lesser Redoubt>


◎ 数学の間
<Room of Mathematics>


◎ 静寂の都
<The Quiet City>


◎ 静寂の都に接するみち
<The Road By The Quiet City>


◎ 生命防護層
<Barrier of Life>

<た行>

◎ 大斜面
<Mighty Slope>


◎ ディスコス
<Diskos>

  角面堡に浸入しようとする怪物を排撃するために考案された、斧に似た武器。灰色の金属で出来た、円盤上の刃が、竿の橋でくるくると回転するように仕組まれている。エネルギーは<地流>を利用していて、これで切れば何でも真っ二つに切り裂く事ができる。また、取っ手を引けば、長く伸ばす事も出来る。角面堡の人間は、個人ではこの武器を所持せず、厳重な管理のもとに管理されているが、子供の頃にこの武器の扱いを訓練されるため、だれでも扱う事はできる……と最初説明されているが、後で、この武器は生きた武器であり、所有者以外の人間には上手く扱えず、所有者が死んだ時には、一緒に<沈黙の園>に埋葬されるとある。矛盾しているが、ここではディスコスの所有され方には二種類あると考えるしかないだろう。主人公が、その旅の中でずっとこの武器を、最大限に利用していた。

◎ 大図書館
<Great Library of the Redoubt>


◎ 地下の原
<Underground Fields>


◎ 中心点
<Centre-Point>

  長さも幅もない、輝かしい金属で出来た物体。<最後の角面堡>の<数学の間>にある。

◎ 地流<アースカレント>
<Earth-Current>

◎ 沈黙の家
<House of Silence>

<最後の角面堡>から遠く離れた北にあり、全く明滅しない沢山の光が見えるが、全く音がしないという家。<ナイトランド>で最も危険な場所とされている。実際、最初の探索隊を壊滅に追い込んだし、最後にはナーニを死の寸前まで追い込んだ。

◎ 沈黙の園
<Country of Silence>

  最後の角面堡の地下にある、<地下の原>の最下層にある場所。花が咲き乱れ、天国に最も近い場所のように書かれている。それもそのはずで、ここは死者を埋葬する墓地である。


◎ 第二歴史時代
<Second History>

<な行>

◎ ナイトランド
<Night Land>

  この時代の世界を指すのだと思うが、作品を読む限り、<最後の角面堡>からみえる範囲の世界を指すとも考えられる。

◎ ナーニ
<Naani>

  <うるわしのミルダス>の生まれ変わり。小ピラミッドの最後の生き残りで、最後には主人公の妻になる。小角面堡の怪物警備官の長の娘で、強い感受力を持つ。

◎ 嘆きの土地
<Country of Wailing>

  角面堡と<南西の監視者>の中間にある、悲しげな声が聞こえてくる土地

◎ 南西の監視者
<South-West Watcher>

  <最後の角面堡>の南西にあって、その右目を、地上から放射される<視線>と呼ばれる一本の灰色の光によって照らされている。


◎ 南東の監視者
<South-East Watcher>

  南東方向の見張りをしている監視者。別名<うたた寝するもの>。ずんぐりとした体格で、頭をコクリと前に傾け、うたたねしているようにみえるからそう名づけられた。怪物の左右には半マイルほと離れて、一つづつ松明が燃えている。

<は行>

◎ 灰色の砂漠
<Grey Dunes>

  <最後の角面堡>の南に広がる砂漠。


◎ 光るドーム
<Glowing Dome>

  <南の監視者>の前で、青白い輝きを放つドーム。人間の力で建てられたものだが、図らずもこれが<南の監視者>の前進を食い止める力を呼び寄せたとされる。

◎ 深谷
<Deep Valley>

  <最後の角面堡>の南西にあって、四マイルの深さがある。

◎ 別の力
<Other Power>

  <ナイトランド>に漂っている、善なる力。神のようなものだと思われるが、よくわからない。

◎ 北西の監視者
<North-West Watcher>

  角面堡の北西にある監視者。巨大な顎をもち、赤い穴からの光に照らされている。

◎ 北東の監視者
<North-East Wathcer>

  別名<王冠をかぶった監視者>。怪物はこちらに、しわだらけの額を見せているのだが、その巨大な頭の上で、蒼白く傾向を発するリングが浮かび、怪物の下がわにむけて不思議な光を放っている。そのため、その名がついた。耳が頭部の後ろから出ていて、角面堡のほうに、その釣り鐘のような耳の集音部を向けている。記録によると、昔はこの耳が震えていたという。

<ま行>

◎ 未知の土地
<Unknown Lands>


◎ 南の監視者
<The Watcher OF The South>

  ナイトランドで最大の大きさを持つ監視者で、他の三体とはあきらかに性質を異にした怪物。光るドームに照らされている。百万年前、南の闇から現れて、二万年のうちに少しずつ接近してきた。しかし、その動きがあまりにゆっくりだっただら、一年単位でその速度を量ることは不可能だったという。

◎ ミルダス
<Mirdath>

  現代での、主人公の妻。主人公のいとこでもある。お産がもとで、子供と引き換えに命を亡くした。

◎ 無言のやつら
<The Silent Ones>

  <無言のやつらの歩む道>を歩んでいる、謎の存在。外套をまとい、右にも左にも目を向けずに静かに進んでゆく。一人の時もあれば、複数の時もある。近づきさえしなければ、人間に危害を加える相手ではないということだが、はっきりとしたことはわからない。

◎ 無言のやつらのいない土地
<The Place Where The Silent Ones Are Never>


◎ 無言のやつらに殺される土地
<The Place Where The Silent Ones Kill>


◎ 無言のやつらの歩む道
<Road Where The Silent Ones Walk>

  <ナイトランド>の大動脈ともいえる道路。北の<沈黙の家>の傍を通り、ナイトランドを南北に横切った後<未知の土地>を超えて<獣人の土地>の傍を通っている。この道のことについてはほとんど何も知られていないとされているが、ただひとつわかっていることとして、この道は遥か昔、例外的に、健康な人間の骨折りと活力によって建設されたものだという説がある。また、この道は現在ではその名前の通り、<無言のやつら>が行き交う道となっている。

<や行>

◎ 闇の土地
<South of the Dark Palace>

◎ 夜の耳
<Night-Hearing>

  エーテルの「目に見えぬ波動」を聞くことが出来る能力。エーテルというものが、いまでは否定されている概念だから、想像が難しいが、テレパシーと探知機が一緒になったような能力と理解すればいいだろうか。

◎ 夜の猟犬
<Night Hounds>

<ら行>

◎ 猟犬の谷
<Valley of The Hounds>

  <最後の角面堡>の東南東にあって、<夜の猟犬>の棲家となっている。

<わ行>

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