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リスト ・タイムマシン ・変幻の地のディルヴィシュ ・ブライトンの怪物 |
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注釈 |
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| ホジスンが影響を受けた作品 | ||||
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『タイムマシン』 H.G..ウェルズ 阿部知ニ/ 訳 ジュール・ヴェルヌと並んで、SF小説の祖のひとりウェルズ。ホジスン自身が熱心なウェルズのファンであり、また作家協会を通じて親交もあったから、その影響は確実にあると思われる。特に『異次元を覗く家』には、この作品の影響が顕著だ。 |
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『The Coming Race』 E.Bulwer=Lytton 未訳作品だが、SF前史を語る際には必ずといっていいほど言及される作品。この作品は地下を舞台にした一種のユートピア作品だが、その舞台となった地下世界は『ナイトランド』の第二リダウトの存在する場所と一致する部分が多い。もしかしたら、意識的に似せているのかもしれないとさえ思える。ブルワ=リットンをホジスンが好んでいたことは間違いないため、この作品の影響は無視できない。 |
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『不思議な物語』 E.ブルワ=リットン 中西敏一 / 訳 ホジスンの1898年5月3日の航海日誌に、「リットン卿の『不思議な物語』を読んだが、とても面白かった」という記述がある。船内に持ち込んで読んでいたようだ。
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『天路暦程』 ジョン・バンヤン 池谷 敏雄/ 訳 世界で、「聖書に次いで読まれている本」とされる一冊。一人のキリスト教徒が、様々な困難を乗り越えて、神の国へ入ってゆくまでを書いた信仰の書。寓話と寓意で語られた、説法説話集のようでもある。ダンテの『神曲』にも通じるこの作品には、『ナイトランド』への影響を所々に感じる。 |
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| ホジスンから影響を受けた作品 | ||||
『変幻の地のディルヴィシュ』 ロジャー・ゼラズニイ 黒丸尚/ 訳 これは作者にとって随分と愛着のあるシリーズ作品であるようだ。あとがきによると、出版社が倒産したり、編集者が交代したりで、最初の三作が発表された後、ファンジンに一作載ったきりで、あとは長い中断の憂き目を見た(このシリーズは、「地獄に堕ちたものディルヴィシュ」という。まさに地獄に一度落ちたわけだ。ただし、こちらは僕は未読)。だが、リン・カーターらの尽力で復活し、それから長さや文体なども変えつつ、さまざまな雑誌に、都合十八年間にも渡って書き続けられてきたという。シリーズは短編が11作、長篇が1作。作者が鬼籍に入っている今、もうこれ以上はない。そしてこれはその長篇である。 |
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『ナイトランド─<冠毛>の一神話』 グレッグ・ベア 『SFの殿堂 遥かなる地平』 A 収録 ≪道≫シリーズや≪ブラッド・ミュージック≫の鬼才グレッグ・ベアが、ホジスンの≪ナイトランド≫をある程度化学的に解釈して、ひとつの短編とした作品。
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『The Shut Room』 H.S.Whitehead 未訳作品。 |
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| 参考作品 | ||||
『ブライトンの怪物』 ジュラルド.カーシュ 『壜の中の手記』収録 / 晶文社刊 奇妙な作品を書くことで知られる、ジュラルド・カーシュの作品。これをここに持ってきたのは、小説の舞台がサセックスのブライトンであること、登場人物が田舎の牧師と、ホッジという船乗りであること、力自慢の人間が出てくること、また題材が海から来た、得体の知れない生物の正体をめぐるものということで、あまりにホジスンと符号が多いからだ(注1)。また、作者のカーシュはレスラーという仕事を経験しているという点も見逃せない。僕の勝手な思いこみである可能性がかなり高いことは認めるが、カーシュはどこかでホジスンの小説を読んでるんじゃないだろうか。そんなふうに思ったのだ。この先はネタバレになるのだが、その人魚の一種だと思った小柄な、体中刺青だらけの生き物は、実はサトーという日本人の柔術家で、この話の舞台は1700年代なのだが、広島の原爆の力で時間を超えて吹き飛ばされたのだという設定は(注2)、やはり小柄で柔道をやっていて、時間旅行の小説を書いていたホジスンをどうしても思い起こさせる。いささか原爆を甘く見てるようにも感じるのだが、反戦の意味も汲み取れなくもない。志は高いし、小説としても面白く、読んで損はしない |
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『夢十夜』 夏目漱石 様々な本に収録されているし、最近では映画化さえされた漱石の幻想的な掌編集。 |
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| 参考資料 | ||||
| 『The
Wandering Soul ── Glimpses of a Life』 William Hope Hodgson P.S.Publishing and Tartarus Press, 2005 ホジスン研究の第一人者だったサム・モスコヴィッツが亡くなった後、残された多くの資料がebayにて競売にかけられた。それを入手したのが、この本の編者であるJane Frank氏である。この本はそれらの貴重な資料の一部をまとめたものであり、ホジスンのファンにはマストアイテムといえる一冊。ただし、150部限定であることから、既に多少のプレミアがついている。 |
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『ファンタジーの歴史─空想世界』 リン・カーター 中村融/ 訳 ファンタジーを広く大人たちにも広めることに大きく貢献したペーパーバックの叢書「バランタイン・アダルト・ファンタジー」シリーズ。その監修を勤めたのが、自身作家でもあるこのリン・カーターである。この叢書は、荒俣宏氏などを通じて、日本では「妖精文庫」や「ハヤカワ文庫FT」などにも大きな影響を与えた。ちなみに、このシリーズにはホジスンの「グレン・キャリッグのボート」と「ナイトランド」が収められている。 |
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『文学と超自然恐怖』(定本ラヴクラフト全集7-1収録) H.P.ラヴクラフト 国書刊行会/ 刊 ホジスンを一早く評価した作家にこのラヴクラフトがある。したがって、ホジスンを評価するときに、ここで述べられているラヴクラフトによるホジスン評が引用されることが多い。ただし、評そのものは的確ではあるが、誰もが感じることの域に留まっている。 |
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『夢の言葉・言葉の夢』 川又千秋 ハヤカワ文庫JA 早川書房/ 刊 SF作家である川又千秋氏のデビュー作はこのエッセイだった。感傷的で自伝的なこのエッセイの中で、ホジスンの『異次元を覗く家』に一章を割いている。 |
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『別世界にて―エッセー・物語・手紙』 C.S.ルイス 中村妙子/訳 『ナルニア国物語』で有名なC.S.ルイスの自伝エッセイ。この中でルイスはホジスンの『ナイトランド』に触れている。 |
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『フーディーニ!!』 ケネス・シルバーマン 高井宏子/ 庄司宏子/ 大田原真澄/ 訳 フーディーニの伝記。この中でもホジスンのエピソードが大きく取り上げられている。 |
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『空想文学千夜一夜: いつか魔法のとけるまで』 荒俣宏 工作舎/ 刊
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『幻想文学大辞典』 ジャック・サリヴァン編 国書刊行会/ 刊
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